隣の芝生は青くて心がザワザワする?!⭐︎最近の起業女子ワナビーズへ⭐︎
✈中尾享子です。いつもCA就活&TOEICブログ読破有難うございます☺
基本と原則に則っていない
経営者である
友人女子と
よく話をするのが、
「最近の起業女子ブームって
危ないね」
ということ。
私はCAスクールは
現在
個人事業ですが、
別に
LLC(会社)は
2012年に設立
しました。
だから、
「起業女子ワナビーズ
(起業したい人)」
から、
質問を受けることが
あります。
そこでアドバイスするのは、
「10年以上
自分の設立した会社が存続している人に
ついていけ」です。
(各地の商工会議所や
ライオンズクラブなどに
問いあわせすると、
1万円以内で起業講座とかが
開催されていたりします)
設立された会社が
10年後も残っている
比率って
10%にも満たない、
ってご存じですか?
だから、
会社設立をきちんとしていて、
(「起業しています」
と豪語している人の中には、
会社設立もしていないのに
個人事業を申請しているだけで、
そう言っている危険な人もいますから
要注意です。
もし、不審な人や
あなたに起業を勧めたり
起業塾に誘う人が寄ってきたら、
その人の会社の「定款」を見せてもらう
くらいのことはやっていいでしょう。
個人事業でも自宅以外にきちんとした
オフィスを構えている場合や、
家族以外の
正社員の従業員を雇っている場合は
信頼していいと思います)
その会社を10年以上
存続させている人に
相談すべきです。
だから
私にも聞いてはいけない・・・(爆)。
(10年未満ですから)
もちろん、
人生は「チャレンジ」
することに
醍醐味があるので、
CA就活でも
起業でも、
チャレンジするのは
大賛成。
しかし、
アドバイスを求められて、
「けっこう危険だな」
と感じるのは、
・これはプロです!という
知識や経験もないのに、
憧れだけで「起業」と言って、
現職を辞めようとしている。
・現職でうまく行っていないのに
そこから逃れようとするために
「起業」しようとしている。
・先に「起業した起業女子」が
キラキラに見えるので「起業」しよう
としている。
とある経営者の女性が
「会社経営(起業)は、
固定給がない、
100%まるまる
営業で自分がとってきた
仕事をもとに報酬を得る、
それに飛び込んで行ける人が
するもの」
と言っていました。
まさにこの通り。
会社勤務の場合は、
その会社に入社して、
毎日出社し、
言われたことを
やると、
お給料が入ってきます。
しかし、
「自営業」は、
「自分で仕事をとってくる」
のです。
その覚悟や能力や技術が
ないなら、
報酬はゼロ。(あるいはマイナスです)。
まあ、極論を言うと、
歩合制の事務所で働く
芸能人か芸人みたいな
ものですね。
世の中には
ときどき、奇妙な人が
いたもので、
「起業」を
アクセサリーか何かみたいに
思っている人がいます。
ちょっと
話題はずれるけど、
以前ミッツマングローブさんが
「女性の中には、私たちを
アクセサリーか何かみたいに
思っている人がいて、
そういう女子は
私たちと歩いたり
友達だって触れ回ることで、
自分をよく見せようとする。
虚栄なの。」
という趣旨のことを
言っていました。
最近の「起業女子」ブームも
そういう風潮っぽいと
感じる。
経営って
もっと泥臭いです。
そして
当ブログでも
話題に出したりする
本当にしっかり業績を上げて
経営している女性って
自分が儲けていることとか、
言わないし、
起業を他人に勧めないです。
最近知り合ったOLさんと
お話していて、危険だな、
と感じたのは、
起業女子会、とかで集まって
結局、仕事をその女子会の中で
宣伝し合って、受注し合って、
とか、
(本来ならお客様は自分が
全く未知の人であるか、
自分の企業のサービスを受けた方が
紹介してくださる人であるべきです。)
なんだか
知り合いの知り合いに
報酬を払ったり
受けたりして、
数珠つなぎになって
かつて話題になった
「ねずみ講」みたいに
なっているようなのは
危険極まりないなぁ
と感じました。
また
「起業塾」とかで
高額な受講料を
払うのも
非常に
危険です。
あなたが
求めれば、
探せば、
会社設立して
10年以上たっている
女性経営者って
見つかるものです。
必死で探せば見つかる。
そういう人に話を聞くべき。
そういう人なら
話を聞くにしても、
弁護士さんや税理士さんへの
相談料金程度で
相談に乗ってくれるはずです。
(おそらく地元の
商工会議所に出かけて
行けば、相談に乗ってくれるはず)
私の友人で
あまりにお金持ちになりすぎて
日本に住んでいない人
(お金持ちすぎで自由業の人で
日本に住んでない人は多いです)
でさえ、
年収1500万円くらいを
目指すくらいなら、
起業するより
起業するエネルギーと
同じエネルギーを、
会社勤務で出したほうが
長い人生では「安定したまま」
よっぽど成功する、
と言ったりします。
それくらい
実際、
「芸能人や芸人みたいに
100%自分で仕事を
とってくる世界=起業」って
大変なことですよ。
ただ、
LLCのように
現在は資本金1円以上で
会社設立できたりするので、
絶対やりたい人は
やらないよりは
一度でもやったほうが
いいかな、と
思いますけどね。
でも
そういう軽い気持ちで
始めたら、
「何とか会社を継続させようと
会社員のときよりも、さらに
激務になる」か、
「設立2~3年で
赤字が出続けることが
わかって止める」か、
だと思います(笑)。
起業は「終わり」ではなく、
「100%自分で仕事を
とってくる世界に入った」
「始まり」、なわけで、
それで一生やっていくのか?
それとも、
大好きな会社を見つけて
そこで安定的にお給料を
もらいながらやっていくのか?
ということです。
私も「起業」できたのは、
代ゼミで、周りが
すっごいプロフェッショナルで
カリスマな
人ばかりに囲まれて、
もまれた経験と
養った技術があるからこそ、です。
当時、
起業している講師が
わんさかいて、
私もいつかできたらな、
と思っていましたが、
結局、起業できたのは、
自分が経験と技術を
磨いた14年後でした。
あのとき
勢いで安易に起業しなくて
良かった、って今は思います。
そして、
代ゼミのときは
(他のカリスマ講師と
比べてしまって)
自分ができなさすぎで、
非常につらい時期もあったけど、
そういう経験があったから
今がある、と
感謝しています。
ということで、
なんだか
起業女子に水を差すような
あまり夢のない
話になってしまいましたが、
この頃の
奇妙な風潮が気になったのと、
最近、
たくさんの女性から
起業塾について
問い合わせがあり、
書いてみました。
CA就活でもそうですが、
「隣の芝生は青く見えるもの」。
憧れのCAになっても
「終わり」ではなく、「始まり」です。
現職で「楽しい」「業績を上げている」
からこそ、
転職してCAになっても
「楽しく」「活躍」できるわけで、
そこをはき違えると、
CAになっても
不満を言い続けることになり、
そういう人は、
結局、
一生、常に何かの
「ワナビーズ」に
なり続けるんだ、と
私は
思いますが、
いかがでしょうか。
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