一生懸命やってる。がんばってる。そんなときでも、スケールの大きな仕事をしている人たちと接すると、ああ、自分のやっていることは恥ずかしいくらい小さいなと、うつむいてしまうことがある。自分の一生懸命などばかばかしく無価値に思えてしまうことがある。でも、一生懸命に大きいだの小さいだのということがあるだろうか。高いだの低いだのということがあるだろうか。一生懸命やってる。がんばってる。それはそのこと自体にすでに充実した百パーセントの価値があるじゃないか。いや、きみは無価値かもしれない。つまらない存在かもしれない。でも、それは一生懸命にがんばってる無価値だ。きみの歩幅で歩こう。いつか遅れてたどりつく場所で、きっときみは抱きしめられる。昨日は、長倉さんの20代コミュニティ、Fight Clubによんでいただき、講演をしました。質疑応答もいれて、2時間、話をさせていただきました。とんでもなく久しぶりの講演なので息が続くかなと心配していたのですが、あと5時間くらいはノンストップでも話せると思った (笑)。まあそれじゃあ聞くほうがたまらないでしょうけれど、もっと話したいと思えるくらい、みんなとても真剣に聞いてくれました。会場は、14年半前に、僕が長倉さんにはじめて会ったまさにその場所でした。あのときこの会場でやった僕の講演を長倉さんが聞きにきてくれたのです。僕らの一連のベストセラーのスタートの場所。なにも言わずにさりげなくそういう会場を用意してくれるあたりが、いかにも長倉さんという人です。それは、三年半のブランクののち復帰した今回の僕へのエールに違いないと、そう感じました。終了後の懇親会で、メンバーの若者たちと話をしました。みんなじつに清々しく素直だった。若いから素直だというのではなくて、長倉さんという人を信頼しているがゆえの素直さなのだと思った。相手のことをほんとうに考えている人なのか、それとも自分自身のことが大切な人なのか。そんなことは、みんな最初からすっかり感じ取っているものです。Fight Clubは、長倉さんのストレートで温かい人間性が顕現したコミュニティだ。その場にいれば、はっきりとそれがわかる。やっぱり思うのは、人間っていうのはごまかしがきかない。なにを言おうが、どう言おうが、自分以上のものは顕現しない。僕なりに顕現した自分に、では僕は胸を張れるかどうか。そう自分に問いた
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